次に、議案第147号福島市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する
条例制定の件についてです。
指定居宅介護支援等の事業にとっての
基準緩和であり、サービスが後退することになってしまいます。今回の改定は、
居宅介護支援事業所管理者となる者の要件を
主任介護支援専門員から
介護支援専門員でも可能とするものです。
主任介護支援専門員は、
ケアマネジャーの
まとめ役的存在となる専門職です。
新人ケアマネジャーの指導、育成、相談に始まり、介護が必要な方の
ケアプランを作成する際の
ケアマネジャーへの支援や相談、また地域課題の発見や解決、そして地域の発展のために尽力することが期待されています。そのため、一定の経験を持つことが要求されるほか、高度な知識が必要とされるため、専門の研修を受けることが必須条件です。
それほどの重責を持つ
主任介護支援専門員の確保が著しく困難である等やむを得ない理由がある場合であったとしても、
介護支援専門員に置き換えることをできるようにすることは明らかな後退です。緩和したことが恒常化される危惧もあり、緩和でなく、厳密な運用が必要です。介護の現場で働く人の
待遇改善などによって、
人員確保に取り組むべきです。
よって、議案第147号福島市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する
条例制定の件について反対をいたします。
次に、議案第159号令和2年度福島市
一般会計補正予算、議案第160号令和2年度福島市
水道事業会計補正予算、議案第161号令和2年度福島市
下水道事業会計補正予算、議案第162号令和2年度福島市
国民健康保険事業費特別会計補正予算、議案第163号令和2年度福島市飯坂町財産区
特別会計補正予算、議案第164号令和2年度福島市
公設地方卸売市場事業費特別会計補正予算、議案第165号令和2年度福島市
介護保険事業費特別会計補正予算、議案第166号令和2年度福島市
後期高齢者医療事業費特別会計補正予算についてです。
新型コロナ感染が急増し、市民の中に不安が広がっています。その市民の健康と命、暮らしを守るため、職員の皆さんは、困難な中、連日奮闘しておられます。職員の皆さんへの一時金削減は、そういう労苦に応えるという点で適切ではありません。同時に、昨年の
消費税増税と台風19号被害に加え、今回の
コロナ禍で
地方経済が疲弊しているとき、消費を喚起する必要性からも逆行するものです。
それぞれの議案に職員の一時金削減が含まれているため、反対をいたします。
次に、請願第9号国に対し「再審法(
刑事訴訟法の
再審規定)の改正を求める意見書」の提出を求める請願書について、採択に賛成する立場で意見を述べます。
請願趣旨に記されているように、再審は無実の人が救済される最後のとりでです。冤罪事件が後を絶たないことは、
再審無罪が続出していることからも明らかです。しかし、
再審開始が認められても、検察による妨害が立ちはだかっていることによって、困難さが生じています。1つは、検察が捜査で集めた証拠の隠匿、開示拒否です。もう一つが
再審開始決定に対する検察の
不服申立てです。公益の代表者である検察官の法的地位からも、裁判所の決定にいたずらに逆らうことは許されません。再審法の改正によって、検察が捜査で集めた証拠の開示を行うことと再審を求める
裁判所決定に応じることが求められます。
よって、国に対し「再審法(
刑事訴訟法の
再審規定)の改正を求める意見書」の提出を求める請願は採択すべきです。
以上で討論を終わります。
○議長(
梅津政則) 以上で
山田裕議員の討論を終わります。
以上で討論は終結いたしました。
これより採決を行います。
お諮りいたします。議案第139号令和2年度福島市
介護保険事業費特別会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第139号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第144号福島市
古関裕而記念館条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第144号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第146号福島市子育てのための
施設等利用給付の対象となる
認可外保育施設の基準を定める条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第146号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第147号福島市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する
条例制定の件につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第147号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第159号令和2年度福島市
一般会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第159号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第160号令和2年度福島市
水道事業会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第160号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第161号令和2年度福島市
下水道事業会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第161号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第162号令和2年度福島市
国民健康保険事業費特別会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第162号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第163号令和2年度福島市飯坂町財産区
特別会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第163号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第164号令和2年度福島市
公設地方卸売市場事業費特別会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第164号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第165号令和2年度福島市
介護保険事業費特別会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第165号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第166号令和2年度福島市
後期高齢者医療事業費特別会計補正予算につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立多数。よって、議案第166号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわち原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。議案第135号ないし第138号、第140号ないし第143号、第145号、第148号ないし第155号、第167号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご異議ございませんので、議案第135号ないし第138号、第140号ないし第143号、第145号、第148号ないし第155号、第167号につきましては、ただいまの
委員長報告のとおり、すなわちいずれも原案のとおり可決されました。
続いて、お諮りいたします。「国に対し『再審法(
刑事訴訟法の
再審規定)の改正を求める意見書』提出方について」の請願につきましては、ただいまの
委員長報告は不採択でありますが、採決にあたりましては、可とするほうを諮る原則によりまして、本請願を採択することについてお諮りいたします。
本請願を採択することに賛成の方の起立を求めます。
【
賛成者起立】
○議長(
梅津政則) 起立少数。よって、本請願は不採択となりました。
日程に従い、新
庁舎西棟建設調査特別委員会における調査の経過並びに結果の報告を求めます。
新庁舎西棟建設調査特別委員長、19番。
◎19番(
後藤善次) 議長、19番。
○議長(
梅津政則) 新庁舎西棟建設調査特別委員長。
【19番(
後藤善次)登壇】
◎19番(
後藤善次) 複合市民施設としての新しい西棟の基本設計策定にあたり、新
庁舎西棟建設調査特別委員会の調査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。
当特別委員会は、令和元年9月に持続可能な庁舎に関することを調査事項として設置され、本年3月には議会機能に関する諸元を取りまとめるとともに、当局に対し、新しい西棟のライフサイクルコストを速やかに算出し公開すべきであることを提言いたしました。さらに、9月には新型コロナウイルス感染症などの危機事象への対応が可能となる整備の視点も加え、議場レイアウトや基本的な議会関係諸室の配置について取りまとめ、報告を行いました。
その後、当局において、新しい西棟建設の基本計画が取りまとめられ、複合市民施設としての新しい西棟の概要が見えてまいりました。
当特別委員会においては、9月の
委員長報告以降も調査を継続し、初めに2007年当時の前計画における設備計画がどのようなものであったのかを検証の上、前計画の内容が、議会運営のために必要な設備であることを改めて確認いたしました。
その上で、これまでの調査において確認した前計画からの変更点である、議場における机、椅子を可動式にすることによる多用途な活用、危機事象にも対応可能なフレキシブルな整備、様々な方々に不自由なく傍聴していただけるような整備といった視点に加え、本
定例会議より運用を開始したタブレット端末の一層の活用も見越しながら、議論を重ねてまいりました。
その結果、基本設計、実施設計を進めるにあたり、決定すべき議会運営のために議会フロアに必要な設備に関して結論に至りましたので、以下、議場、傍聴席、委員会室の3点に分けてご報告いたします。
1点目は、議場についてであります。
初めに、議場における音響等設備の在り方として、前計画同様、議長、議員、当局の出席者の各席にスピーカーと一体になったマイクユニット、それに付随する電源設備など、会議運営のための設備が必要であり、それらは将来にわたり議場の多様な活用が可能となる設備としても望まれますが、安定した会議運営のために機能することが最も重要であります。
また、ライフサイクルコストの観点から比較を行った結果、マイクユニットを無線式にすると、有線式に比べ、現時点での概算では、当初の費用で約1,300万円、その後30年間のランニングコストではさらに約2,700万円もの費用を要することとなります。
以上の点を鑑み、議場内の設備については、有線式による音響や各種システムの構築を行うべきであります。
なお、同時にタブレット端末の活用を想定した無線LAN、電源設備の検討も重要であります。
次に、演壇についてであります。前計画では、議員席、当局席のそれぞれ前面中央に設置される予定となっておりました。
しかし、議場においては討論など、議員と市当局、そして傍聴席の市民の方を含めた議場全体に向けて発言する場面があり、それは市長の提案理由説明なども同様であります。
複合市民施設としての新しい西棟の中で、より市民に親しまれる議場とするためには、議員席、当局席に加え、市民席とも言える傍聴席を含めた議場全体に向かって発言するため、傍聴席と対面する位置に設置される議長席の前面中央にも演壇を設置することが望ましいと考えます。
2点目は、傍聴席についてであります。
前計画においても障害がある方など、様々な方に傍聴いただける設備計画がなされており、その対応は重要であります。
一方で、近年ICT機器の発達により、発言内容をAIが瞬時に文字化しモニターに表示するなどの新たな技術も実用化されており、そうした新たな技術を積極的に活用し、障害のある方など様々な方にとって利用しやすい環境を整備することにより多くの方に議場にお越しいただき、市政の重要事項を決定する議会の議論に参加しやすい設備となるよう検討すべきであります。
3点目は、委員会室についてであります。
委員会室においては、前計画のとおり、傍聴される方も含めた室内の全員が発言を明瞭に聞き取ることにより、円滑な議論が行えることに加え、正確な記録の作成と業務の効率化のため、音声による会議録の自動作成などの将来的な対応を見据えた音響設備となるよう検討すべきであります。
また、委員会については現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のためやむを得ず傍聴を中止しておりますが、そのような事態にも対応し、さらには本会議同様に、インターネットなどを用いて来場しなくても傍聴が可能となるよう、庁内、庁外への映像、音声の配信が可能な整備をするべきであります。
なお、委員会室においては、部屋の大きさを変えて多様な使用を可能とするため、それぞれの部屋の間の壁を可動式とすることも一つの考えとして検討いたしました。
しかし、多額の費用がかかり、部屋の用途としては4つの常任委員会が同時に開催可能なこと、防音性を有することが会議の運営のために重要な要件であり、可動式とする必要はないと考えます。
以上、議会フロアの設備について申し上げましたが、今後の議会での検討結果によっては、タブレット端末を活用した電子採決システムの導入により、議場設備としての電子採決の設備が不要になる余地もありますが、議会におけるICT化の状況も踏まえ、今後も効率的な議会運営や新しい西棟のライフサイクルコスト縮減のための検討が必要であると考えます。
最後に、当特別委員会の調査に対し、ご協力いただきました皆様に対し厚く御礼を申し上げます。複合市民施設としての新しい西棟における議会の在り方については、傍らで聴く、傍聴席ではなく、市民の皆様も参加者であるという視点から市民席と位置づけるなど、今まで以上に市民の皆様を意識した考え方が重要であります。新しい西棟全体についても、そのような考え方により整備、運営がなされるよう、今後も調査を継続してまいることを申し添え、特別
委員長報告といたします。
○議長(
梅津政則) ただいまの
委員長報告に対し、ご質疑のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご質疑がなければ、討論に移ります。
ご意見のある方はお述べください。
【「なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご意見がなければ、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
お諮りいたします。ただいまの新庁舎西棟建設調査特別委員長の報告を承認することにご異議ございませんか。
【「異議なし」と呼ぶ者あり】
○議長(
梅津政則) ご異議ございませんので、新庁舎西棟建設調査特別委員長の報告は承認されました。
以上で本
定例会議の日程は全部終了いたしました。
本
定例会議は、これをもって閉会いたします。
午前11時32分 閉 会